前回は四十肩の原因は腰にあったという話をしました。

でもこれ、少しイメージしにくいんじゃないかなぁ?と思いまして、もっとイメージがしやすそうなパターンを思い出したので、書きますね。

肩こりがひどい人がいたんですが、全身をチェックして原因を探したところ、手だったんです。
これは、「腕線」というラインに沿って影響が出たものなんですが、本来筋膜は皮膚の下にあるので見えないのですが、長袖のシャツを着ている状態をイメージしてください。
その長袖のシャツが筋膜で、手から肩までつながるシャツの袖部分を腕線と呼ぶんだと思って下さい。

さて、シャツの袖だけを引っ張ると、袖は肩までつながっているので、肩も引っ張られますよね?
引っ張られた肩は快適な位置から動かされてしまうので、元の快適な位置に戻ろうとして、無意識に肩を引き返します。
この状態が続くと、ず~っと肩に力を入れて引っ張り返している状態ですから、肩こりになります。

肝心の施術ですが、シャツの袖を引っ張っている何かを無くせばその後も肩こりが再発しない状態になりますよね?
この人の場合、シャツの袖を引っ張っていたのは指でした。
昔やってしまった突き指のせいで指が固くなっていたことが原因だったようで、指を緩める施術をしました。
これだけでもかなりスッキリしたようですが、肩に力が入る状況が何年も続いたため、肩の力が抜けにくくなっていたので、肩の筋肉を柔らかくするよう施術しました。